フランス革命の終わり方について

フランス革命の終わり方とは一体どのようなものだったのでしょうか。

フランス革命と聞くと、どうしてもルイ16世やマリアントワネットを思い浮かべるという人もいることでしょう。

また、1789年にフランス人権宣言が採択されたことから、なんとなく1789年でフランス革命は終わったと思っている人もいるかもしれません。

しかし、実はフランス革命というものはその後何十年にもわたって続いたものであり、フランス革命がどのように終わったかという事は未だに研究者の間でも議論が続いているのです。

それならば、一般的にフランス革命の終わり方はどのようなものだったのでしょう。

ここでは、フランス革命がどのように終わったのかという事について解説します。

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フランス革命の概要

フランス革命というのは1789年から始まった市民革命のことを指します。

フランスの王政とアンシャンレジームが崩壊した革命とも言われており、特にアンシャンレジームを風刺した、第3身分の者が聖職者と貴族を背負っている風刺画は非常に有名ですよね。

1789年のバスチーユ襲撃をきっかけとしてフランス革命が始まりました。

革命が進むにつれて絶対王政と保険制度が崩壊し、共和制というものが出来上がったのです。

ルイ16世とマリーアントワネットがギロチンで処刑された後はジャコバン派によって恐怖政治が繰り広げられ、その後もテルミドールのクーデターやブリュメールのクーデターなど様々な混乱がありました。

不安定な政情は1801年にフランス政府がローマ教皇と和解するまで続いたと考えられています。

ロベスピエールの台頭

1793年、ジャコバン派がジロンド派を追放し、ロベスピエールが権力を握ることになりました。

ルイ16世の処刑によって王政が廃止された後フランスは共和制を迎えていましたが、このジャコバン派は独裁政治を始めたのです。

反対派を次々と処刑していきましたが、後に反ロベスピエール波が立ち上がり、ロベスピエールの処刑を持って恐怖政治が終了しました。

これによって革命は転換期を迎えていくのです。

ちなみに、これでフランス革命が終わったという考え方もあります。

この後過激な運動というものはおさまっていきますが、ブルジョワジー勢力が力を握っていくようになったのです。

ナポレオンの活躍

1799年、ブリュメールのクーデターによってナポレオンの執政政治が始まりました。

フランス革命によって生まれたフランス第一共和制は、ジャコバン派の恐怖政治を経てナポレオンの執政政治によって10年しか続かなかったのです。

また、今度はナポレオンによる第一帝政を迎え、ナポレオンが失脚した後はフランス復古王政といい、ブルボン王朝が復活してしまったのです。

このため、フランス革命の終わり方というものは未だに明らかにはなっていませんが、一般的にはロベスピエールの処刑を持って終わりとする考え方があります。

まとめ

いかがでしょうか。

フランス革命というのは、決して王政がなくなって終わったというわけではありませんし、ルイ16世とマリアントワネットの処刑によって終わったというものでもありません。

しかし、何を中心に見るかによってフランス革命の終わり方は異なってくるのです。

だからこそ、いつ終わったかというのは明らかにはなっていないのです。

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