フランスを象徴するものとは一体なんなのでしょうか。
実は、フランスの歴史を勉強するとフランス革命とジャンヌダルクはフランスとは切っても切り離せない関係であることがわかります。
フランスの歴史を学ぶ場では、フランス革命とジャンヌダルクは非常に重要なのです。
それならば、フランス革命とは何なのでしょうか。
そしてジャンヌダルクとはどのような人物だったのでしょうか。
ここではフランス革命とジャンヌダルクについて解説します。
フランス革命とは
フランス革命というのは、1789年に起こった革命であり、ブルボン朝のフランスの王政を廃止させ、共和制に導いた革命です。
当時、力を握っていた神聖ローマ帝国の上で、マリアテレジアは末娘のマリーアントワネットをフランス国王、ルイ16世と結婚させました。
この頃のフランスは財政赤字が問題となっており、特にアメリカ独立戦争の援助したことにより、歳入の9倍の赤字を抱えていたとも言われています。
そんな中、平民が立ち上がり革命を起こしたのです。
ルイ16世とマリーアントワネットはギロチンで処刑されました。
ジャンヌダルクとは
ジャンヌダルクというのは15世紀フランスにおける軍人であり、カトリック教会の聖人でもあります。
もともとは農家の娘として生まれましたが、神の啓示を受けてフランス軍に従軍し、イギリスとの100年戦争を勝利に導きました。
フランスをシャルル7世の戴冠に協力し、フランスを救いましたが、最後にはブルゴーニュ公国の捕虜となってしまい、イングランドに引き渡されます。
異端審問にかけられ、異端の判決を受けた後は19歳で火あぶりにかけられました。
ジャンヌが紹介された25年後、復権裁判が行われ、ジャンルが無実であることが宣言されました。
1920年には列聖され、今はフランスの守護聖人の1人です。
カトリックの弾圧
ジャンヌダルクは15世紀に活躍した軍人ですが、フランス革命が起こったのは16世紀後半のことです。
フランス革命が起こるまでは聖職者が第一身分として特権階級におり、フランスを支配している立場にありました。
本来は国民に仕えるべきであるはずの境界は、国を牛耳っている状態だったのです。
しかし、フランス革命が起こった後、カトリックは弾圧される立場に変わりました。
聖職者であるカトリック教徒が特権階級にいたため、共和制に変わった後は彼らが平民に弾圧される立場になってしまったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
今のフランスはカトリックが浸透しており、特にジャンヌダルクは今もフランスを守った乙女としてフランス人に好かれています。
パリのルーブル美術館の前にはジャンヌダルクの像がありますから、フランスに行くときにはぜひ見てみてください。