アメリカの独立戦争とフランス革命の違いと関係とは

アメリカ独立戦争とフランス革命とはどのような違いがあったのでしょうか。

もちろんアメリカ独立戦争はアメリカで起こったことであり、フランス革命はフランスで起こったことです。

しかし、どちらもルソーの社会契約説の影響を受けたものであり、そしてこの2つには深い関係があるのです。

それならば、アメリカ独立戦争とフランス革命の違い、そしてその関係とは一体どのようなものなのでしょうか。

ここではその違いと関係について紹介します。

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アメリカ独立戦争とフランス革命の違い

アメリカ独立戦争というのは、アメリカ東部13州がイギリスからの独立をするために始めた戦争のことを指します。

もともとイギリスの植民地だった13植民地は、アメリカ合衆国として独立することを決めました。

そこでジョージワシントンを司令官とし、アメリカ独立戦争を始めたのです。

その一方でフランス革命というのは、当時のフランスを成り立たせていたアンシャンレジームが崩壊した革命でした。

そのフランス革命によって王権が廃止され、フランスは共和国となったのです。

そのため、アメリカ独立戦争というのはあくまでもアメリカの東部13州がイギリスから独立しようとしたものであり、フランス革命というのはフランスの社会体制が王政から共和制になった革命のことを指すのです。

このような違いがあります。

アメリカ独立戦争とフランス革命の関係について

アメリカ独立戦争とフランス革命は、約10年ほどの差があります。

当初フランスとイギリスは対立しており、フランスはそのイギリスから独立しようとするアメリカの援助をしました。

当時のフランス王家はすでに財政困難な状態にありましたが、アメリカ独立戦争の援助をしてしまったため、歳入の9倍にもなるような借金を抱えてしまったと言われています。

しかし、そこまでしてでもアメリカ独立戦争の炎上したフランスは、革命の際にアメリカから援助してもらえる事はありませんでした。

アメリカの孤立主義

アメリカは独立した時、孤立主義を決めました。

まだ独立したばかりの小さな国であるということで、他の国の争いなどに巻き込まれてしまったら困るという意識があったからです。

これは初代大統領ジョージワシントンが離任演説で述べたものでもあり、第5代大統領のモンローが明確にしたものでもあります。

これはモンロー主義と呼ばれています。

アメリカが独立するときにはフランスが援助したのにも関わらず、フランスの革命によって困っているときにはアメリカが援助する事はありませんでした。

一見裏切りのようにも見えますが、アメリカとしては独立したばかりの小さな国を守るために仕方がなかったとも言えます。

まとめ

いかがでしょうか。

アメリカ独立戦争とフランス革命にはこのような違いと関係があります。

特にアメリカから援助してもらえなかったフランスは財政赤字が大きくなってしまい、それはフランス王室の立場をより悪化させてしまったとも言えるのです。

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